2011年4月11日

Joint Conference of the Association for Asian Studies & International Convention of Asia Scholars

3月31日から4月3日までの4日間、ハワイホノルルのハワイコンベンションセンターで、Association for Asian Studies(AAS)とInternational Convention of Asia Scholars(ICAS)の合同会議が開催された。AASは1941年にFar Eastern Associationとして中国と日本にフォーカスをあてた学者・研究者を中心にスタート、今ではアジアと米国を中心に7000名の会員を擁するに至っている。今回はAASの70周年ということで、アジア研究における様々なテーマやトピックでのパネル発表や討論会、ワークショップが実施され、その数は760を超えた。その他にも展示会やビデオプログラム、音楽、演劇、商談会、レセプション等、盛りだくさんのギュウギュウ詰めの4日間であった。朝の最も早いプログラムは午前6時スタート、夜の最終は10時半終了で、平均でも午前7時始まり、終了は夜の9時であった。ゆったりと時の流れるハワイで、こんなハードな会議になるとは想像すらできなかった。

今回の弊社のミッションは、CA上、詳しくはいえないが、当該会議に集うアメリカの大学関係者とのネットワーク構築であった。日本とアメリカの大学を結ぶあるプログラムを立ち上げるための事前の情報収集と調査と関係先との関係づくりである。

アジアに関する分野ということで、日本語学習や日本の政治、経済、歴史、サブカルチャーなど、様々な事象に関する日本人を含む世界中の学者・研究者による発表が複数会場で同時に開催。そんな中、会場内では筆者の知り合いもプレゼンテーションをしていた。下記写真は友人が日本酒に関する研究成果を発表している風景である。海外の人たちが、様々なテーマで日本人以上に日本のことに興味と関心を持って論じてくれる姿は感動である。同時に、われわれ日本人を勇気づけ誇りを持たせてくれ、多くのことを考えるきっかけとなる。海外の日本をよく知る人たちが共通して言うことは、「日本人は自分たちの持っている古い伝統や日本文化の素晴らしさに気づいていない。また、気づこうとしない、どうしてだろう?!」。海外に出て、日本を離れてみて、初めて日本を客観的に見ることができるとは、よく言われるところである。来年はカナダのトロントで開催される。来年はできれば仕事を離れて参加してみたい。

http://www.asian-studies.org/

友人による日本酒の研究発表 / ワイキキのダイヤモンドヘッド